風さがし

清浦夏実( Kiyoura Natsumi ) 風さがし歌詞
1.風さがし

作詞:高月みたか
作編曲:鈴木智文

風の行方を 探して來たけど…
一人空を見上げて 少しお休み
忘れていた 梔子(くちなし)の匈い感じて
ふぅ…、深呼吸 そうね、氣がついた
空はまだ蒼く あなたまでつながってるの
だから 大丈夫
私きっと見つけるよ
いつかあなたに屆くように

風に誘われて 走って來たけど… なぜか
何處か知らない場所で 道に迷った
いつのまにか セイタカ草の並ぶ道
はぁ…、ため息 でもね、平氣だよ
雲が流れてく その先にあなたがいるの
だから 信じてる
私きっと追いつくよ
いつもあなたを想うから

一人…寂しい?
見つけて 風の向こうで
笑顏 泣き顏だって
分かち合える 誰かがいる
今はまだ來ない 大人になったその時に
きっと 見つかるように
想いは時を超えてく
いつかあなたに屆くように
私らしくある為に


2.夏の記憶

作詞:清浦夏實
作曲:前口涉
編曲:鈴木Daichi秀行

遠くのびる青空
アスファルトゆれる蜃氣樓
まぶしい季節のなかで
1人 立ちつくしている
もう二度と戾れない
驅けぬけた幼い日々には
今もこの胸 色あせず覺えてる
君が見せてくれた夢
いつだって見ていた
何もない空が
あたりまえじゃないこと
今氣づけたから
熱い風を振り切って
走れ 氣持ち 止まらずに
あの日 君と交わした約束
いつも強く殘るから
光射す道を
ずっと進んでゆける

いつか夏の終わりが
來ることも氣づいていたよ
強がる私 淚の跡かくして
君にサヨナラを告げた
不器用な痛みを
伝えられないまま
通り過ぎる
街のなかに消えてく君
流れ星を追いかけて
迷う時も傍にいた
あの日 君と見つけたまぼろし
空(から)の兩手 握りしめ
途切れた光を
1人つかめないまま

夏の匈いならぶ影
つなぐ右手離さずに
あの日 風に願った永遠
君を想う それだけで
強くなれたんだ
今も感じていれる
熱い風を振り切って
走れ 氣持ち 止まらずに
夏の記憶 1人抱きしめて
君を超えてゆけるかな
光射す道を
ずっと進んでゆこう
空のむこう側まで